幼少期に実家に白い雄猫がいたが、
それ以来猫と暮らしたことはなかった。
間近で暮らす猫の生態は不思議で新鮮なものである。
予想以上によく伸びるし、
飽きもせず窓際で何かを観察している。


ずる休み計画
ある日会社をずる休みしようと企んでいたのだが、
夜中に天井からムカデが降ってきた。
PCを見ながら、椅子の上であぐらをかいていたところ、
何かがぽとりと落ちてきたのである。
手練れの者であればそーっと払いのけるのであろうが、
何せ初めての経験なので、阿呆のように反応してしまい、
思いっきり刺されてしまった。
5-6cmのコドモサイズだが、その痛みたるや収まることなく、
丸一日のたうちまわることになる。
ずる休みの予定が、本気の休みになってしまったのである。
広く大きな古民家で気に入っていたが、
ムカデが降ってくるとはつゆ知らず。
翌日には天井の隙間という隙間にシーリングを施し、
寝室には蚊帳を設置。
それからというもの、部屋の所々をよく見ると
ムカデが必要以上に跋扈している。
歩くのも恐ろしく怯えた日々を送っているが、
ねこさんはムカデを見つけると楽しそうにいたぶっているのである。
ねこさん最強。
ムカデも恐ろしいのだが、大家さんがそれ以上に恐ろしく、
しょっちゅう台所の窓から覗き込んできたり、
合鍵で侵入してくるため、引っ越しを決意。
わずか半年ばかりの古民家ライフであったが、
どうやらねこさんの捕獲のために来たのであろう。
